人生のターニングポイント!?就活か院進か どちらが正解?

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大学生は卒業が近づくにつれて、どうしても今後の進路を決めなければなりません。

特に理系の大学生がよく抱える悩みとして、「就活して企業に勤めるか、院進して勉強を続けるかどうか」が挙げられます。
自分の将来に関わることなので、なかなか簡単には決められませんし、人生における大きな選択です。

そこで、就活か院進かを迷っている学生に向けて、それぞれのメリット・デメリットを徹底的に解説します!

この記事を読んで解決する課題

就活か院進かの判断材料を得られる

就活すべきか院進すべきか 

就活か院進かを決めるのは、人生における大きなターニングポイントです。

就活を選択するなら、早い人だと3年生になった時点で意識し始めます。
その後、インターン・企業説明会・面接を経て、内定式までに多くの学生が内定をもらい、就活を終わらせるといった形です。

一方で、院進を選ぶなら、4年生の夏頃にある院試に照準を合わせます。
4年生の4〜5月に研究室の説明会があり、6月に願書を提出して試験を受けるといった流れで、最低でも半年は勉強期間に費やさなければなりません。

どちらにせよ、卒業する半年から1年前までには進路を決めなければならず、ピークの時期はかぶります。
3年生になれば、就活か院進かを迷っている時間はほとんどなく、両立するのはほぼ不可能です。

また、昨今は新型コロナウイルスの影響で、今後の就活情勢は買い手市場にシフトすると予想されています。
就活情勢が落ち着くまでのモラトリアム期間として、とりあえず院進しようと考えている学生もいるでしょう。

実際のところ、就活か院進かどちらかを決めるのは非常に難しいです。

院進のメリットデメリット

就活か院進かどちらを選ぶにせよ、それぞれメリットとデメリットがあります。
まずは大学院に進んだ場合について、詳しく説明していきます!

院進を選ぶことのメリット

  • より専門的な勉強ができる
  • 学部卒より初任給が高い

大学院に進めば、学部時代より専門的な研究ができます。

あくまで学部時代の研究は「卒業論文」を書くという位置づけのもの。
大学での研究はより学術的なモノとなり、自分の研究したいテーマについて没頭できる環境に変わります。

研究内容を学会で発表できるチャンスがあり、そこで一定の成果をあげれば、就職につながる可能性も。
研究職なら、人工知能や機械学習など、専門的な分野で勉強していれば、それがアピールポイントとなり評価されます。

さらにもうひとつのメリットとして、学部卒より初任給が高いという点が挙げられます。
以下のデータは学歴別の初任給の推移を示したモノです。

参考:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/18/01.html

これを見ると、平成30年時点での、学部卒の初任給平均は20.6万円に対し、修士卒の初任給平均は23.8万円となっております。
月給で考えるとおよそ3万円、年収だと36万円の差があり、修士卒の初任給がいかに高いかが分かります。

院進を選ぶことのデメリット

  • さらに学費がかかる
  • 必要以上に期待される

2年間大学院に通うということは、その分学費がかかります。
国立の大学院に進学した場合、2年間の学費はおよそ138万円となり、ひと月あたり約6万円の負担です。

参考:https://rokuminblog.com/%E5%AD%A6%E8%B2%BB%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%AA%E3%81%84%EF%BC%9F%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%99%A2%E3%81%A7%E5%AE%9F%E9%9A%9B%E3%81%AB%E3%81%8B%E3%81%8B%E3%82%8B%E8%B2%BB%E7%94%A8%E3%82%92

大学でさえ、4年間でそれなりの学費を払うので、院進すると金銭的負担は相当なモノです。

両親に学費を出してもらうならまだしも、自分で学費を払うならバイトしたり奨学金を借りたりしなければなりません。
奨学金を借りるなら社会人になってから返済する必要がありますし、バイトをするにしても大学院の授業と両立していくのは大変なことです。

また大学院に進むと、2年間を勉強に費やしたわけなので、思っている以上に企業から期待されます。
2年間、専門的な勉強や研究をしてきたというのは、企業からしてもそれ相応の知識を持っていると評価されます。

なんとなく大学院に進学してしまった人は、就活時に研究内容についてうまくアピールできないかもしれません。
大学院時代に勉強してきたことは必ず面接で聞かれますので、自分がどのような2年間を過ごしてきたかをきちんと話せるようにしておきましょう。

就活のメリットデメリット

次に、就活するにしても、当然メリットとデメリットがあります。
みなさんの参考になるよう、解説していきましょう。

就活することのメリット

  • 院進するより早く社会に出られる
  • お金を稼ぐ経験ができる

院生と比べると、大学生は2年早く社会人を経験できるというメリットがあります。

2年間の実務経験を積めば、その間に後輩もでき、仕事では指導する側に回っている可能性も。
中には転職を視野に入れている人もいるでしょう。
結局、院進した人が勉強している中、大卒で就職した人はスキルもついて転職も検討できて、さらに選択肢の幅を広げています。

また、単純に2年間でお金を稼げるのも大きなメリットです。

前述したように、大卒の平均月給は20.6万円なので、年収に換算すると250万ほど。
大卒の人が2年間で500万円稼ぐ一方で、院進した人は国立に進学した場合でも138万円の学費を払わなければなりません。
たった2年間の間で、進路によってこれだけ金銭的な差がついてしまいます。

就活することのデメリット

  • 職種によっては選考を受けられない
  • 学生という身分が終わる

学部卒だと、当然修士課程の修了を条件にした募集は受けられません。
研究職に就きたい場合、ほぼ修士卒が必須条件になります。

しかし、研究職に就きたいがために、一度社会人経験を積んでから院進するのは非常にリスクが高いです。
ある程度の意思を持って研究職に就きたい夢があるなら、最初から院進することをオススメします。

そして、社会人になれば、学生という肩書きは終わってしまいます。
定期も通勤扱いになって交通費は高くなりますし、学生割引なども受けられません。
同じ年齢でも院生は学生扱いになるので、学部卒の社会人はその点で不利になります。

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もし院進か就活で悩んでいる方がいらっしゃればLINE@からお気軽にご相談下さい。

ゼロイチLIVE

先輩の事例

ここで、就活か院進かについて、3人の先輩に意見を聞いてみました。
22卒の学生の方は参考にしてみてください。

最初から院進は視野に入れてなかった

僕は理系の学部卒ですが、最初から一般企業に就職しようと思っていました。
院に進んでも特に研究したいテーマもなかったし、2年間浪費するくらいなら、早く社会に出た方がいいと考えたからです。

理系だからといって必ずしも院進しなければいけないというルールはないので、周りに流されず後悔しない選択肢を取ってください。

(23歳男性)

やりたいことが決まっているなら、大学院もアリ

私は現在修士の1年生なんですが、自分の研究したいことに没頭できて、大学のときとはまた違った楽しさがあります。

ただし、大学生のとき以上に勉強は大変で、バイトをしたり遊んだりしている暇がありません。
それでもずっと勉強できる環境ではあるので、勉強が好きで自分の研究テーマについて突き詰めてみたい人には、大学院をオススメします。

(24歳女性)

就活から逃げるための院進はオススメしない

自分は大学に入るときに1浪、卒業するまでに1留しているのですが、学部時代に就活がうまくいかず、なんとなく院進してしまいました。

もともと、2年間の猶予を持たせるためだけに院にきたので、研究のモチベーションがまったくあがりません。
毎日かなり忙しい日々を送っているので、大した目的もなく院進するのはやめておいた方がいいと思います。

(26歳男性)

まとめ/結局「どうなりたいか」が鍵

就活か院進かについては、「自分自身が今後どうしたいか」によって進路を選ぶべきです。
就活の軸だけではなく、自分の人生単位でやりたいことを決めておけば、自然と方向性が見えてきます。

ただ、就活から逃げるために院進しても、のちのち自分が後悔することになります。
就活するにしろ院進するにしろ、周りの状況に流されず、自分が正しいと思った方に進んでください!