22卒新卒向け・業界分析のフレームワーク思考法!身につけて就活を有利に!

2020年6月23日

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

業界分析とは?なぜ必要?

業界の情報ってどうやって調べるんだろう…難しそうだし嫌だなあ。

業界分析とは、簡単にいうと「世の中にはどのような仕事、業界があるか」を知ることです。

自分の知っている職業の中から志望する会社を選ぶ、ということは狭い選択肢からなんとなく自分にあってそうな会社を選ぶと言い換えることができます。

また業界分析をしていないと、単に「給与が高い」「勤務先の立地が良い」などといった薄い理由になり、そうなると就活をする際熱意や理由づけの面で弱く、不利に働く可能性が大いにあります。

自分が働いている姿をイメージして行うとええで!

業界分析に利用するフレームワーク 3選(3c 4p 5f)

なんで業界分析をやるかは分かったよ!だけどどうやってやるの?

ほんなら、業界分析で実際よく使われとるフレームワークを3つ紹介するで!

3C

参考:https://cyber-synapse.com/dictionary/en-all/3c-analysis.html

3Cとは、「Competitor(競合)」「Company(自社)」「Customer(市場・顧客)」の略で、俯瞰的に深く研究する場合に使うフレームワークです。

Competitor(競合)

競合側の目線から

・業界の規模はどのくらいか
・競合企業が自社が狙っているマーケットにどのくらいの数存在するか
・市場シェアを占有している企業はどこか
・参入への壁は大きいか
・どういった差別化をはかっているか

などのように、他社の商品などから情報収集をし、それを踏まえたうえで、″企業が如何にして業界トップを目指すか″を模索していきます。

Company(自社)

自社目線から、

・業界売上順位
・利益率
・強み、弱み
・人材確保状況

等を把握し、企業の強みや弱み、改善点をビジュアライズする目的があります。

Customer(市場・顧客)

・マーケットの規模
・景気動向から市場の成長性を視る
・ターゲットの層、志向

等を、ユーザー(顧客)側に立ち分析します。

<ポイント>

競合他社の一歩上を行くには何で差別化を図っているか?と仮説をたて、その上で

・どのような企業なのか
・どんなサービスを行っているのか
・市場ではどのくらいシェアを持っているか
・商品は使いやすいか 

などを分析していきます。

4P

参考:https://drm.ricoh.jp/lab/beginner/b00009.html

4Pとは、「Product(製品)」「Price(価格)」「Place(流通)」「Promotion(販売促進・宣伝)」の略称で、マーケティング・経営戦略を立てる際に使うと便利なフレームワークです。

Product(製品)

顧客はどのような製品を求めているでしょうか。

・品質や機能
・ブランドイメージ
・ラインナップ

等を重視しているか踏まえ、「何を求めているか」仮説を立てながらリリースするサービスを検討します。

Price(価格)

価格を検討するのにも、様々な要因・側面を考慮する必要があります。

・いくらで販売すれば最も利益出るのか
・製品開発や商品を提供にいくらのコストがかかるか
・他者と比較し商品価格は高いか、安いか
・支払い方法や割引

以上の点を踏まえた上で、企業がどのくらいの価格でサービスを提供しているか考えます。

Place(流通)

オンライン化が進んでいる現代では、流通にも様々な方法があり、企業がいかにして調達し、どのメディアでサービスを提供しているかを考えます。

具体的には、

・どのようなチャネルで商品を販売していくか(オンライン・代理店など) 
・調達方法
・品揃えラインナップ
・在庫の数

等を踏まえて検討します。

Promotion(販売促進・宣伝)

・どのような媒体を使うか(ネット、テレビCM、新聞広告、SNSなど)
・商品やサービスのイメージをどのように伝えるか

以上の4Pは業界分析をする以外に、面談時にも利用することができます。具体的には、企業の課題としている面を探り、それを面談時に逆質問をすることができます。深い逆質問は、企業への熱意が伝わり、好印象を与えることが出来るのです。

5F

参考:https://drm.ricoh.jp/lab/glossary/g00035.html

5Fとは5つのForce(力)の観点から業界を分析する手法です。具体的に5つの力とは、

・新規参入者の力
・競争者(業界内)の力
・代替品の力
・買い手の力
・売り手の力

になり、業界の収益構造や競合優位を検討します。

新規参入者の力

業界には未だかつてない新しいサービスや商品があるかを検討します。もしくは同様の似たサービスをリリースするとして、うまくいくかどうかを考えます。

競争者(業界内)の力

業界トップ企業を徹底的に調査します。真似をしたり、未着手の分野を導き出す目的です。また、同じ機能を持つ商品やサービスを持つ企業を知り、いかに差別化を測るかを検討します。

代替品の力

思いついたサービスを再検討します。具体的には、より手軽に調達できないか・よりコストを下げられないかを調査し、文字通り代替品を考えます。

買い手の力

ニーズ(求める品質の高さ、使いやすさなど)を検討します。その上で自社のサービスをどのように展開するかを決定します。

売り手の力

売り手の交渉力や宣伝力、また情勢や災害などから予想される脅威を検討します。

<ポイント>

5F分析を行うことで、将来的に企業にどのような脅威があるのかを予測することができ、具体的にそれに対する対策も立てることができます。

そして、最終的に″対策の具体案″を導き出してみましょう。

業界分析にはレポートも活用

レポートとは、有価証券報告書のことを指します。

有価証券報告書は業界、ひいては企業を研究する際に非常に役に立つツールです。

有価証券報告書とは

有価証券報告書とは、企業が株主に対して自社の状況を開示する資料のことで、売上や利益などの経営指標が記載されています。

★検索方法は、「○○会社 有価証券報告書」

なんで、株主向けの資料を就活生が読む必要があるの?

それは、パンフレットには載ってない企業の弱みの部分を知るためや!
企業側は自社をよく見せる為に基本的に強みしか書かへんからな。

確かに、マイナスな事を書いたら会社のイメージ下がっちゃうもんね(笑)

それに、有価証券報告書は様式が全企業で統一されとるから、企業間の比較もしやすいんやで!

但し、有価証券報告書のページ数は膨大で多ければ100ページ近くあります。従って、どこを見るべきかを把握する必要があります。

有価証券報告書見るべき箇所ポイント

経常利益

《第一部 企業情報》「第1 企業の概況」「1 主要な経営指標等の推移」の項目に記載されています。

(計算法)

経常利益=売上高 - 売上原価・販売費及び一般管理費・営業外費用・営業外収益

売上高が良かったとしても、経常利益は赤字の場合もあるため、しっかりと確認しましょう。

従業員の状況

《第一部 企業情報》「第1 企業の概況」「5 従業員の状況」の項目に記載されています。

(記載内容)

・従業員の従業員数
・平均年齢
・平均勤続年数
・平均年収
・労働組合・従業員組合の有無

※あくまで平均値なので注意

事業セグメント・事業内容

《第一部 企業情報》「第2 事業の状況」「1 業績等の概要」の項目に記載されています。

事業ごと・地域ごとの業績内容を読み取ることが出来るだけでなく、どのような事業・セグメントがあるのかを探る上でも参考になります。

対処すべき課題

《第一部 企業情報》「第2 事業の状況」「3 対処すべき課題」と「4 事業等のリスク」の項目に記載されています。

企業が抱える今後の課題と、事業を行ううえで担うリスクが書かれています。こちらの項目を読むことで、

面接において、「あなたから見た弊社の課題は何だと思いますか」という質問をされた場合でも、的確な回答ができるでしょう。

なるほど、面接にも活かせる内容も多いし、ちゃんと読んだ方がいいね!

業界分析に特化した本は非常に有効

フレームワークや有価証券報告書などのレポートも、もちろん大事やけど、業界分析には業界分析に特化した本がめっちゃ使えるねん!
せやから、″各業界の動向だけやなく、多業界の全体の流れも把握できる″
就活には必須の業界分析の本を紹介していくで!

『就職四季報』

有給取得状況や離職率、平均年収、残業時間、現在の業績など各会社の気になる情報がまとめられています。またインターンシップなどの選考に関する情報や、採用人数、仕事内容に関する記述もあるため、就活には欠かせない1冊です。

就活する時に知っておきたい情報丸々わかっちゃうなんてすごい本だね!

『会社四季報 業界地図』

 「業界の市場規模」や「業界における主要企業の財務分析」「業界規模ランキング」「各業界のトップ3」「業界ごとの平均給与ランキング」など業界ごとの比較が掲載されています。

全部で172の業界、4030社について特集されており、業界の全体像をつかむことが出来ます。

4030社も!?膨大な情報量だね。企業ごとの比較もこれ1冊でらくらくだね!

その他の業界分析の方法

最後に、これまでに紹介した業界分析の方法以外のものを紹介するで!

・新聞・ニュースを見る

紙、テレビ媒体に限らず、スマホやインターネットからもタイムリーな情報を入手できるため、電車やバスでの移動中にも業界分析を行うことの出来る手法です。

また、″文章を読む力″は社会人になってからも必要な能力ですから、現段階で培っておきましょう。

・業界研究セミナーや合同企業説明会へ行く

合同企業説明会の会場内や、学校内で開催されることが多い業界研究セミナーで、

同じ業界の企業ブースを回り、各企業の違いを比較するのも良いでしょう。

まとめ

どうやった?

女子「業界分析って難しい印象あったけど、
意外と自分で出来そうだなって思えたよ!」

各フレームワークの使用方法や、その他業界分析法について理解していただくことが出来たでしょうか。

また、有価証券報告書を読むのは難しいと固定概念を抱いている方も、4つのポイントさえ読めば、就活において必要な情報は押さえることが出来ますので、是非、今の就活に取り入れてみてください。