就活の鬼門【グループディスカッション】をハックする

2020年6月20日

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グループディスカッション(GD)とは

グループディスカッションは、就職活動で行われる選考の一つです。

1つのテーマに対してグループごとに論議をし、30分〜45分、長ければ1時間程度で結論を導き出します。

まずはじめに、GDの流れと役割について重要事項等を交えて説明していきます。

GDの流れ

①自己紹介

5~10名で行うことが多いため、席に着いたらまずお互いの名前を知るために自己紹介をします。

自己紹介は、大学名と名前だけの簡単なもので大丈夫です。
また、相手を知ることで緊張を和らげることも出来ます。緊張していては、持っている力を最大限に発揮出来ません。ですから、必ず行いましょう。

②課題の前提確認

課題について全員が理解しないと議論を進めるにつれて論点がずれてしまいます。その可能性を最小限に抑えるために確認は必要不可欠です。

③時間配分を決める

議論時間とまとめる時間を明確に決めましょう。(例)議論時間15分、意見まとめ10分

④意見交換

キーパーソン⇒リーダー・タイムキーパー

必ず発言しましょう。多少論点とズレた事を言ってしまったとしても、それは間違いではなく、結論を導く上で重要な手がかりになる場合もあります。

ですから、″絶対に間違っているから言わないべきだ″と自己完結をするのではなく、自身の考えはメンバーに共有しましょう。

⑤意見まとめ

キーパーソン⇒リーダー・発表者

議論を収束させ結論を明確化させましょう。

発表の機会が設けられている場合は、意見をまとめている時に、発表内容を確立させましょう。

⑥発表(時間が設けられている場合のみ)

キーパーソン⇒発表者

伝えるべきポイントを絞って、論理的に説明する必要があります。

主な役割分担

(リーダー)

・議論を円滑に運用する役割
・発言量の少ないメンバーに対して意見を促す
・目的がそれた場合の軌道修正

ポイント

リーダーシップ・責任感を意識しつつも一匹狼にならず、協調性を持ち他者の意見を大切に。

(タイムキーパー)

・時間配分、調整

ポイント

議論に夢中になり過ぎず、規定の時間内に結論に至ることを意識。客観的に物事を捉える力が必要となります。

(発表者)

・結論のポイントを絞り、論理的に説明する

ポイント

議論した内容だけでなく、話す際の声のトーン・大きさ、表情を意識しましょう。

(その他メンバー)

・議論を支える役割

ポイント

役割がないからといって意見を出さないのはNGです。議論を支える大きな存在であることを自認し取り組みましょう。

グループディスカッションの位置付け

他にも選考方法はたくさんありますが企業はなぜGD方式を選んだのでしょうか?

企業側の視点

《GDを選考に用いる理由は?》

・大人数を一斉に選考できる=時間効率の良い選考方法だと言えます。
・対一の面接形式では見ることのできない、、いきいきとした表情や協調性、コミュニケーション能力を見定める=チームで仕事をするに適した人材かを知ることが出来るます。
・発言力と積極性を確かめる=探究心があるかを見極めることが出来ます。
・発想力に富んでいるかを見る=新しいアイデアを生み出し、企業の成長に加担できる人材かを知ることが出来ます。

以上のように、対一で行う面接に比べ人間性が出やすい″GD″を行うことで、時間効率よく、かつ質の良い選考が出来るという理由から、選考方法に用いているのです。

グループディスカッションの対策と練習方法

対一の面接形式では、面接官から″何を聞かれるか″おおよそ予測できるため対策をたてやすいでしょう。

しかし、GDの対策は何をしたら良いのでしょうか?

GD種類とポイント

まず、GDには4つの種類があり、それぞれ特徴が異なります。

課題解決型

ある事例に対する課題を提示され、その課題の解決法を討論しながら導き出す形式

(例)「若者の投票率をあげる方法を考えよ」

★時間配分・意見まとめ・結論に至るまでの説明力などが見られます。

ディベート型

賛否の分かれるテーマについて2つのグループに分かれて討論を行う形式

(例)「小学校の授業にipadを導入するべきか?否か?」

★″論理的思考能力″を見るために行います。

自由討論型

「答えのない問題」について自由に討論を行う形式

(例)「新しい国民の祝日を考えなさい」

★思考力ではなく、発言力や協調性が重視されます。

選択型

複数の選択肢から1つを選び出す、または順位をつけるための討論を行う形式

(例)「あなたは広告代理店の人事です。この中にいるメンバーの中で、誰か一人を選んで採用してください。」

★「チーム内の意見を上手くまとめられるか」の協調性等を討論結果ではなく、途中経過から汲み取る傾向にあります。

練習方法4選

次に、前述したGDの種類を問わず可能な練習方法をご紹介します。

動画を見る

″百聞は一見にしかず″

一度もGDを経験したことがなく、どのようなものか知らない方はまず動画をみましょう。
また、動画内でとり上げられているお題に対して、「自分ならこう意見する」と意識して視ることで、イメージトレーニングにもなります。

自身のディスカッション風景をビデオ機能で撮る

客観視することで、「周囲の人間からどのように見られているか」を知り、さらに声のトーン・大きさ、表情の改善点を見つけるに適しています。また、一人で練習することが出来るというのも魅力的です。

友達とディスカッションをする

前述したビデオ撮影では得ることの出来ない″協調性″・″コミュニケーション能力″を身につけるためには、他者と議論する必要があります。また、友達と行うメリットとして、同じ立ち位置からお互いの改善点等アドバイスし合えることも挙げられます。

★議論のテーマは実際に企業使った題材を用いてやりましょう

本番を受ける

本番を経験することで自信も付きますし、なにより体得するにおいて最も近道と言えるでしょう。

また、練習のために受けた企業で内定を貰うことが出来れば一石二鳥です。あくまで練習のためですから、滑り止め程度の企業を選びましょう。

「そもそも簡潔に話すのが苦手」という方におすすめの発言方法「PREP法」をご紹介します。

PREP法とは

P…point(ポイント・結論)

R…reason(理由)

E…example(例)

P…point(ポイント・結論)

の順番に話す発言方法です。

では、どのように使うか簡単な例を用いて見ていきましょう。

(例)「(P)私は担任の先生が好きです。(R)理由は、責任感が強く頼りがいがあるからです。(E)私が就活で悩んでいるとき、自分の事かのように真剣に考えてくれました。そして、第一志望の内定を貰えるようにと、夜遅くまで一緒に面接の練習をしてくれました。(P)上記の理由により私は担任の先生が好きです。」

まず結論を提示する理由としては、話の終着点を明確化することで、話したい内容を自分の中で再確認することが出来るとともに、聞き手側に話の内容を大まかにイメージしてもらうことが出来るからです。

「結局自分でも何が言いたいのか分からなくなってしまう」方は、是非使ってみてください。

グループディスカッション クラッシャー対策

クラッシャーとは、簡単に言えば自己中心的で協調性のない就活生のことです。

目立ちたいがために、他者の意見に対してマウントをとってくることもしばしばあります。
クラッシャーをまともに取り合っていては自分ノ評価まで下がってしまいますので、込み上げてくる怒りを抑えて適切に対応をしましょう。

何としてでも自分の意見を通したいクラッシャー対処法

・他のメンバーに意見をふる

これにはリーダーの力量が試されます。
クラッシャーによって他のメンバーが意見が言えない場合、円滑に進める為にも、まずは順番に意見を聞く等のルールを決めてしまうのも良いでしょう。

・あえて意見を合わせる

クラッシャーの心理として、″自分の意見が認められる″ことを望んでいるでしょうから、まずは肯定的に話を聞きましょう。その上で意見に対して指摘を入れることで、当人も簡単には言い返すことの出来ない状況を作ることが出来ます。

他人の意見批判型クラッシャー対策

・意見を言わせる

自分は意見も出さずに傍観し、他人の意見が出たら出たで「それは違う」と批判するクラッシャーには「あなたは具体的に何が違うと思いますか?」と聞いて意見を言わせましょう。煽っている?ように見えるかもしれませんが、クラッシャーもグループの一員ですから、メンバーの意見を引き出す上では重要なことです。

クラッシャーに振り回されるGDから奪還するためには?
上記の対応法ももちろん身につけるべきですが、まずは練習をこなし、自分に自信を持つことが大切です。自信があればイレギュラーな出来事にも理性を保ち、対応する事ができるはずです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

GDの練習方法について、この記事を読んで少しでも参考にして頂ければ幸いです。

グループディスカッションは、練習や数をこなせば誰でも出来るようになります。

また、コミュニケーション能力や対応力もつくため、対一の面接対策にもなりますし、

GDに自信が付けば、″GD選考があるから″と諦めていた企業にもエントリーしようと心向けでき、就活としての視野が広がります。

今からでも遅くはありません。GDスキルを身につけ、より高みを目指しましょう。