これで納得!【ビジネスモデルとは?】就活生向けにビジネスモデルを解説

2020年4月3日

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最近ね、企業選びをするにあたって「業界分析」ってやつをしてるのよ!でもイマイチ何を参考にすれば良いかよく分からないのよねー。

お、ええやん。業界分析は企業を選ぶ上で必須やで。
業界分析で調べておくべき項目は色々あるんやけど、その業界ごと、企業ごとの「ビジネスモデル」を調べるのもメッチャ重要やで。調べたか?

ビジネスモデル?何それ。その業界が何やってて、私に業務内容が合っているかを見るだけじゃダメなの?

そもそも業界分析ってその業界を知る為にするもんやんな?その上でビジネスモデルを知らんって控えめに言ってヤバイで。ほんじゃ、今回は「就活生が知っておくべき”ビジネスモデル”」について解説していくで。

んー、ビジネスモデルなんて知らなくても大丈夫な気がするけど。とりあえず聞いてみよう。

ビジネスモデルを理解する重要性

ビジネスモデルが具体的に何を指しているか、そしてビジネスモデルの詳細は後述するが、まずそもそも何で就活生がビジネスモデルを知らんとあかんか説明するで。

ビジネスモデルってのは簡単に言うと、「企業がどうやってお金を稼いで事業をどうやって成功させているか」の仕組みの事を言うんや。

企業がどうやってお金を稼いでいるかを知れば、就活生は”その企業が行なっている業務を具体的に想像できる”ようになるし、その業務が”何を目的に行われているか”を本質から理解出来る様になるんや。

なるほど!業務内容は企業を選ぶ上で絶対に知っておきたいもんね!就職してから全然興味も面白みもない業務をさせられても辛いだけだし!

でも、「業務の目的」を本質から理解する事が何に役が立つって言うの?

まぁ色々あるが、ワシが思う一番の理由は「就活の際アピール出来る事が増える」ってとこやな。

例えば、Web広告を運用している会社を志望する場合に、ちゃんとその企業のビジネスモデルを理解した就活生は「御社では広告運用をする際、クライアントの要望を密に聞き、場合によっては動画広告と検索広告、バナー広告を全て打ち出すこともあるとお伺いしました。クライアントに寄り添い、頻繁に意見交換をし、自社のスタイルを崩してでも貢献しようとする御社の姿勢に強く惹かれたのも志望した一つの理由です。」なんてことも言えちゃうわけや。
この就活生は志望する企業が「型にはまった仕事をするのではなく、常にクライアントの希望に合わせて柔軟に仕事をして顧客満足度を高水準で維持することで利益を確保している」と言う事業戦略を知っているんや。

なるほど!!そんなこと言えたら採用されそうーー!ビジネスモデルの理解って凄く大切なんだね!

逆に、ビジネスモデルを知らないと就活の際、例えば「他でもないこの企業を志望した理由は?」なんて深掘りされた時うまく答えられず採用担当者に見透かされてしまう事もあります。

ビジネスモデルを知っておくだけで企業選びをしやすくなるだけでなく、就活の際の強い武器になる事をちゃんと理解しておきましょう!

ビジネスモデルとは

ほんじゃ、具体的にビジネスモデルとは何か解説していくで。

ビジネスモデルとは前述の通り、「企業が利益をどのようにして生み出し、どのようにして会社を業界に存続させているか」ってなもんや。

なるほどね、言葉にしてみると意外と簡単に理解できそうね。

バフッ、それは甘いで。あくまで学生向けに端的に表現しただけで、経営者視点でビジネスモデルを考えるとムッッチャ難しいんや!!
顧客価値(お客さんの悩みを解決してあげられるサービス)を考えて、どうやって収益化をして、そのうちいくらが人件費や制作費に消えて、一人当たりの利率はいくらで、どの様な経営理念を持って従業員を統率して、会社のルールをどの様にして・・・・、などなど考えることは無限にあるんやで。

ウゲ、舐めててすみませんでした・・・。

まぁ就活生がここまで理解する必要はないんやけどな。あくまで「企業がどの様な業務を行い稼いでいるか」「競合他社と比べてどの様な施策を打っているのか」辺りを理解しておけばええんやで。

ビジネスモデルとは、企業がどの様にして利益を出し、会社の経営を安定させているかを指す

以上の様に理解しておきましょう。

業界別にみる、ビジネスモデルの具体例

それじゃあついでにどんなビジネスモデルがあるか紹介してよ!調べる手間が省けるし!

犬だからってあまり舐めるなよ?噛みありなら人間より強いで?
まぁ4つだけなら教えてやるわ。知識でマウント取るの好きやしw バフ。

商社モデル

それじゃ商社がどんなビジネスモデルを取っているかを解説するで。

商社のビジネスモデルを端的に表現すると、「何でも屋さん」と言えます。

世の中の企業とお客さんとを繋ぐ”パイプ役”を担うことで収益をあげています。

世の中を広く見通してビジネスチャンスを常に伺い、チャンスがあれば積極的に営業をかけて、豊富な資金力とコネクション、人材を武器に契約を結び、仲介役として利益を上げる。これが商社のビジネスモデルです。
取り扱う商品やサービスに決まりがない点が何でも屋さんと呼ばれる所以です。

さらに、商社は総合商社専門商社に分類することができます。そして実は「何でも屋さん=総合商社」を指していて、専門商社は何でも屋さんではなく、その名の通り専門の分野に特化した商社といえます。

総合商社のビジネスモデル

まず「総合商社」とは一般に「三菱商事」「伊藤忠商事」「丸紅」「三井物産」「住友商事」「豊田通商」「双日」の7社を指します。

また、その業務内容は事業のパイプ役の他に、”投資”を行うことが特徴です。

昨今では売り手である企業と買い手であるお客様が直接取引を行うことが多くなり、商社の存在価値が薄れてきました。そこで商社は、「原料を調達し製品を開発、大量生産し、お客様に届くまでの物流の確保」をトータルで資金的にサポートするよーっという名目で”事業投資”を行うことで収益化を上げるビジネスモデルを構築したのです。

総合商社と呼ばれる企業は、カテゴリに縛られずビジネスチャンスに飛び込み、その豊富な資金力を武器に物流の他にも事業投資を行い大きな収入源としているのです。

専門商社のビジネスモデル

商社の中でも専門商社と呼ばれる企業は、「何でも屋さん」ではなく、「特定の分野に絞ることで企業の強みを出した商社」といえます。

行なっている業務自体は総合商社と変わらず事業のパイプ役であり、事業投資を行なっている企業もあります。しかし、専門性を高めることで卸し売りのノウハウやパイプ構築法を特化させバリューを出すというスタイルが専門商社のビジネスモデルと言えます。
従って広く事業の規模という観点では何でも屋さんの総合商社の方が強いですが、分野別にみると専門商社もその規模や利益は引けを取りません。

まぁこんな感じや。まとめると、商社の業務内容は主に「売り手と買い手のパイプ役」と「売り手に対する事業投資」やで。ほんで、分野に縛られず何にでも手を出すのが総合商社分野を特化させて専門性を高めることで利益を上げようとするのが専門商社ってなわけや。

なるほど!すごいわかりやすかった!目をギラつかせて常にお金儲けのチャンスを探しているのが総合商社で、効率よく分野を特化させてお金儲けしようとするのが専門商社ね!!

間違いやないけど言葉選ぼうな。

広告代理店モデル

次に広告代理店のビジネスモデルやで。広告代理店はその名の通り、製品を作ったけどどの様にしてお客さんに知ってもらうか分からない企業の代わりに広告を代理して行う企業やで。

なるほど、じゃあ商品を作った売り手とそれを買う買い手とを繋ぐパイプ役ってことね!そうなるとやっていることは商社と近いのかな?

いや、あくまで商社は流通経路を整備して商品がにちゃんと買い手に届く様にしてあげるのに対して、広告代理店は流通経路ではなく、お客さんに商品を認知してもらう様にCMを打ってあげたり、よくWebサイトの端っこに表示されてる広告を代わりに出してあげたりするんや。そのためにはどんな画像でアピールしたり、どんなCMを出すことで興味を持ってもらえるかを考えるのが広告代理店の業務内容やで。

なるほど!じゃあ広告画像のデザインをしたり、動画の監督さんみたいな仕事をするってことね!凄い楽しそう!

せやねん。凄い楽しそうに見えるねん。せやから広告代理店はムッチャ就活生に人気が高くて倍率がエグいんや。

広告代理店のビジネスモデルは、「新しいサービスをリリースした企業に代わって広告を考えてあげることで収益を得ること」といえます。

具体的に、広告代理店には主に2つの役割があります。

一つ目は前述した「新しいサービスをリリースした企業に代わり広告案を考え、お客様に商品購入を促すための広告を代理で打ち出す」役割です。

これはある種でコンサルティング業と言い換えることができます。
なぜなら「企業に寄り添い、商品の良いところをどの媒体を使ってどの様なアピールをして消費者に興味を持ってもらうかを一緒に考える」という側面があるからです。

SNSが普及した昨今では媒体も多様化しており、YoutubeやTwitter、LINEなどで広告を目にしたことがある方も多いでしょう。そうして広告が様々なところで目に触れる様になり、最近では広告が煙たがれることも増えてきました。
広告代理店はこの様な背景を十分に理解して広告を考えなければいけません。何故なら執拗な広告は宣伝するどころか企業イメージを損なってしまう事もあるからです。

どうしたらお客様に興味を持ってもらい、購入してもらうかを考える広告代理業は今や難易度が高く、革新的な発想力も必要とされるクリエイティブな業務であると言えます。

そして次に、二つ目は「広告を出すための枠を売買する」広告代理業です。
例えばテレビ。
皆さんはテレビを無料で視聴できます。これは番組側が視聴者ではなくCMを打ち出しているスポンサー企業からお金を貰っているからです。
つまり番組はCMを出すための枠を持っていて、それを世の中の企業に売りたい。逆に企業は自社のサービスや商品を何とかして消費者に知ってもらいたい。この両者を繋ぐのが「広告代理店」なのです。

この様に広告代理店は企業からの需要がある反面、顧客のネットリテラシーが高まっている昨今ではどんどん業務の難易度・ハードルが高まってきて、必要なスキルや知識が多様化の一途を辿っています。

不動産エージェントモデル

続いては不動産エージェント業界のビジネスモデルやで。どんどんいくで。

ううぅ。メモ帳がいっぱいになっちゃう・・・。

不動産業界と聞くと、「賃貸をお客様に紹介、契約獲得を代理で行い収益を得ている」業界と考える方が多いのではないでしょうか。その考えで間違いありませんが、そのほかに、「自社で賃貸を管理・運営し、その不動産を貸し出す事で家賃収益を得る」と言うビジネスモデルも存在します。

不動産流通事業

こちらは一番想像しやすい、「賃貸物件を個人や企業に貸すことで利益をあげる」と言うビジネスモデルです。

特に貸し出す賃貸物件を企業自体が持っている場合は「不動産賃貸事業」と呼び、第三者が持っている物件を仲介する場合を「不動産流通事業」と一般に呼ばれます。

不動産流通事業は皆さんの生活に強い関わりがあるため一番イメージしやすいのではないでしょうか。

不動産流通事業では借り手から”仲介手数料”を取り、また貸し手(賃貸の所有者)から”紹介料”をもらう事で収益とします。

不動産賃貸事業

こちらは不動産の貸し手に企業自体がなる事で家賃収入を直接収益とするビジネスモデルです。

仲介事業とは違い、恒久的な収益が見込まれる反面、物件自体の開発、または購入の際に大きな初期費用が発生します。

また、不動産の維持費もコストとして発生する為、ある程度余裕のある資本をもつ企業が行う事業で、かつ借り手の数も一定以上見込まれていなければならない為、広告宣伝も盛んに行う必要があります。

ヘぇ〜、不動産って仲介するだけじゃなく自分で賃貸を持って貸してる事もあるんだね。事業の名称もそれぞれ異なって存在するのも初めて知ったよ!

人材紹介業モデル

最後に人材紹介業のビジネスモデルを紹介するで。

人材紹介業っていわゆる”派遣会社”ってやつ?

まぁそうやけど、派遣会社の行う”人材斡旋業”の他にも”求人広告代理業”や”人材コンサルティング業”などもあって、人材紹介業と一言でいってもそのビジネスモデルは様々やで。

人材斡旋業

人材斡旋業とは、「採用を検討している企業にヒアリングをかけ、ニーズとマッチする求職者を紹介することで得られる紹介手数料を収益とする」ビジネスモデルのことを指します。

人材紹介業と聞いて一般に想像されるビジネスモデルなので、理解しやすいかと思います。

具体的な利益額は一般に「求職者の想定される年収の3〜4割程度」を企業から紹介手数料として得る場合が多い様です。
つまり、想定年収が300万円の人材を1人紹介した場合、企業から90万円〜120万円が報酬として支払われる訳です。

また、人材を自社でストックし、企業に派遣社員として斡旋し収益化する「派遣業」も人材斡旋業のビジネスモデルの一つです。

これらのビジネスモデルは人材紹介業を行う企業の核となる収益形態である場合が多いです。

求人広告代理業

こちらは主に「採用を検討する企業と求職者とがマッチングするプラットフォームを運営し、契約が結ばれる度に仲介手数料を企業から得ることで収益を上げる」ビジネスモデルになります。

IT技術が発展し、求職者も企業もWebで対象を探す様になった昨今で急速に成長したビジネスモデルと言えます。

また仲介手数料の他にも、企業からサイトに登録する際登録料として得る収益や、優位に掲載される様に企業が課金することで発生する利益などもあり、求人広告代理業と一言でいっても、ビジネスモデルは細分化するとさらに多岐に渡ります。

こちらも現在の人材紹介業を行う企業のメイン収益源の一つと言えます。

人材コンサルティング業

こちらのビジネスモデルは、上であげた「人材斡旋業」の副次的なビジネスモデルと言えます。

つまり、「紹介する求職者のキャリアコンサルやスキルアップ研修を行う」ことで人材の価値を高め、紹介手数料や仲介手数料のアップを目的としたビジネスモデルであるからです。

この場合はコンサル料として求職者側から収益を得る場合もありますが、多くの企業は付加価値として人材コンサル事業を捉えている所が多く、無料で行なっていることが多いです。

以上が人材紹介業の主なビジネスモデルや。

なるほどねー、ヒトを商品として企業に売ったり、より高い金額で売る為にヒトにノウハウを叩き込むのが人材紹介事業ってことかー!

・・・、もうそういうことでええわ。

ビジネスモデルを正しく理解し、有意義な就職活動を!

長々と説明したが、要はビジネスモデルを理解せんとやりたいことも明確に見つからんし、就活で不利になることさえあるってことや。
志望する企業のビジネスモデルも知らんで就活することは、武器も持たず敵陣に乗り込むもんや。殺されに行ってるのと同じやで。

今ではその言葉に同意できます。自分なりにもう一回ビジネスモデルを調べて業界分析してみるね!

おう、最後にこの間スティーブ・ジョブズくんと飲みに行った時に独り言で呟いていた言葉を送るで!

私のビジネスモデルはビートルズだ。
彼らは、お互いの負をチェックし合った。
お互いにバランスを取り合い、4人の合計は4より大きくなった。
ビジネスで偉大なことは、一人では成し遂げられない、チームによってなされるのだ。

by Steve Jobs

ビジネスモデルを理解し、企業がどの様に利益をあげ、どんな施策で他企業と差別化を図っているかを適切に理解した上で志望理由を考えると、スラスラと言葉が出ることに驚くはずです。

ビジネスモデルを正しく理解して、有意義な就職活動ライフを送りましょう!