就活氷河期の再来?今就活生が考えるべきこと

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「コロナでこんな状況になるなんて、これからの就活どうしたらいいんだろう……」
このように途方に暮れている就活生の方は、多いのではないでしょうか?

現在、世界中でコロナウイルスによる被害が出ています。
日本でも仕事や日常生活に影響が出ていて、それは学生の就活に関しても例外ではありません。
約10年ぶりに、「就活氷河期」が訪れると言われています。

そこでこの記事では、「就活氷河期の中で、就活生はどのように行動すれば良いのか」をお伝えしていきます。
就活生の方は「自分がどう動くべきか」を理解し、きちんと計画を立てて就活に臨みましょう!

本記事が解決する課題

  • 「コロナショック」の就活への影響の全体感が掴める
  • 漠然とした危機感を「じゃあどうするか」 というネクストアクションへのモチベーションに変えられる

就活氷河期とは?

「就活氷河期」とは、社会的な問題によって経済状況が悪化し、学生の就職が困難になった時期のこと。
もともと就活氷河期という言葉は、リクルート社の「就職ジャーナル」という雑誌に掲載されていた造語のひとつです。
1994年の第11回新語・流行語大賞で、この言葉は審査員特選造語賞に選ばれました。

今回のコロナウイルス騒動以外でも、過去に二回「就活氷河期」と呼ばれた時代があります。

ひとつ目は、1993年〜2005年にかけての「バブル崩壊」のときです。
バブル崩壊によって、高騰していた株価や地価が一気に暴落し、日本は大不況に陥りました。
景気の悪化により、企業は社員をリストラし、最悪の場合倒産するケースも。
この不況は就活情勢にも影響を与える結果となり、新規採用を抑える企業が増え、学生の就職率は著しく下がりました。

そして、もうひとつは、2010年〜2013年の間に起きた「リーマンショック」のときです。
リーマンショックとは、アメリカのリーマン・ブラザーズが破綻したことで、世界的な金融危機が起きた事件のこと。
このリーマンショック後にも就職難が起き、当時は「超就職氷河期」と言われていました。

この就職難が起きた原因としては、日本の平均株価の暴落によって、経営破綻する企業が出てきたせいです。
当然、日本社会でも大不況となり、非正規雇用の契約更新をしない「雇い止め」や、派遣社員の契約を打ち切る「派遣切り」が頻発し、完全失業率が上昇しました。

そして今回、コロナウイルスの影響を受け、日本では三度目の就活氷河期が訪れようとしています。

コロナショックと就活氷河期

コロナウイルスは、いまだに世界各地で猛威をふるっています。
2020年に日本で開催予定だったオリンピックも、コロナの影響により日程が延期されました。

コロナの被害状況として、世界中で毎日多くの感染者や死者が出ており、日本では緊急事態宣言も発令されました。
緊急事態宣言の発令により、仕事や生活面にも大きな影響が出ています。
コロナの感染拡大を防ぐため、外出は極力自粛され、リモートワークが推奨される流れです。

また、海外や国内の工場では、コロナの影響で材料不足となり工場自体が操業停止して、各地でマスクや生活用品が品薄状態になっています。
ほかにも、映画館や遊園地といった人が集まる場所も営業自粛を要請され、スーパーは生活必需品のような一部のコーナーだけを営業している状態です。

そして、このコロナショックにより、日本では就活氷河期がやってきそうです。
20卒の学生が内定取り消しを受けたり、21卒の就活スケジュールの先行きが読めなくなったり、日本の就活に悪影響が及んでいます。
バブル崩壊やリーマンショックのときと同じように、企業の採用抑制や内定率の低下といった影響が出ると予想されます。

就活氷河期はいつくる?2022年卒から?

ここ数年は、就活生に有利な「売り手市場」が続いていましたが、コロナの影響もあり「買い手市場」にシフトしていくと考えられます。

「売り手市場」とは、企業の求人数が多い状況のことです。
採用される人数も多いため、就活生は内定をもらった企業の中から条件の良い企業を選べます。
一方で、「買い手市場」とは、募集する求人数が減って内定倍率が上がるので、就活生にとって厳しい状況になることです。

就職活動は年々早期化していましたが、コロナの影響により、21卒の就活はセミナーや企業説明会の中止・遅延が続いています。
さらに、企業の採用抑制の影響により、22卒の採用活動のスタートにも遅れが出てくるでしょう。
まさに「就活氷河期の幕開け」と言っても過言ではありません。

そして、就職活動のやり方にも変化が起きていて、三密対策(密閉・密集・密接)のため、オンライン面接を取り入れる企業が増えています。
オンライン面接は企業にとって経費削減といったメリットも有るため、コロナが収束した後も続いていく可能性があります。
今後は「就活のオンライン化」に向けて、学生は対策を取っていく必要がありそうです。

就活エージェントを使い倒す

コロナの影響により、就職氷河期が続きそうな昨今において、就活を自分ひとりで進めて内定を取るのは難しいかもしれません。
そこで22卒の就活生は、就活エージェントという就職のプロの力を借りましょう。

就活エージェントの利用にお金は一切かかりません。
エージェントに登録すると、就活生ひとりひとりに担当のコンサルタントがついて、あなたの就活をさまざまな面からサポートしてくれます。

以下は、コンサルタントの就活サポート内容の一例です。

  • 就活のカウンセリング
  • 就活生の希望に沿った求人紹介
  • 履歴書の添削、面接対策
  • 選考日程のスケジュール調整
  • 企業とのやり取りを代行
  • 内定後の給与などの条件交渉

このようにコンサルタントの業務は、就活生の仕事条件のヒアリングから、内定後の条件交渉までと非常に幅広いです。
面接のスケジュール調整や企業とのやり取りといった手間のかかることも、すべてコンサルタントが代行してくれるので、就活生は効率良く就活を進められます。

また、就活エージェントには、「総合型」と「特化型」の2つのパターンがあります。

前者の総合型エージェントには、「求人数が多くさまざまな業界の求人を選択できる」という特徴があるので、まだ希望の業界を絞れていない就活生はこちらを利用してみてください。
一方で、後者の特化型エージェントは特定の業界に強くなっているので、働きたい職種が決まっている人にオススメです。

就活を成功させるポイントとして、就活エージェントは複数登録しておきましょう。
複数のエージェントに登録することで、紹介してもらえる求人数が増え、選択肢が広がります。
各エージェントでしか取り扱っていない非公開求人もあるので、複数登録しておいて損はありません。

さらに、就活を進めていく上ではエージェントとの相性も大事になるので、複数登録しておけば、より相性のいいエージェントを見つけやすいです。
就活生に厳しい現状だからこそ、さまざまなエージェントを利用し、効率良く就活を進めて内定を獲得しましょう。

早め早めの行動計画

以前に比べて、就活は早期化している傾向にあります。
コロナの影響もあり、21卒の就活は遅れていますが、就活の準備は早めに進めておいて損はありません。

そこで、一般的な就活スケジュールの流れを説明していきます。
しっかりとした計画を立てて、万全の状態で就活に挑んでいきましょう。

就活イベントやインターン情報の解禁(大学3年の4月)

本格的な就職活動は4年生になってからですが、3年生になるタイミングで、各種就活イベントの情報やインターンの募集要項が発表されます。

この時期は企業セミナーに参加して、「どんな企業があるのか」と業界研究をするのが大切です。
企業が何を目指しているのか、どのようなビジネスモデルを用いて利益を生み出しているのかを調べてみましょう。

そして、業界研究と並行して、自己分析をしてみてください。
自己分析をすることで、志望動機や自己PRを考えるのに役立ち、さらに企業選びの軸を明確にできます。
自分の過去のエピソードの掘り下げや、将来のビジョンを考えておくと、より自己分析をしやすくなるでしょう。

インターンの開始(大学3年の夏頃)

インターンは大学3年の夏と秋ごろの2回に分けて開催されます。
インターンの内容は企業によって変わりますが、グループワークをしたり、実際に営業に同行したりといくつかのパターンがあります。
実施期間も一日で終わるモノもあれば、三ヶ月以上の長期のモノと企業によってさまざまです。

インターンに参加すると、実際の企業で働くことがどんなものかを理解できて、企業選びの判断基準を作れます。
就業体験を通して、「業務内容の理解」や「自分自身の仕事の適性の判断」につながる可能性も。

また、インターンは企業の選考の一貫とされてることが多く、中には内定に直結するタイプもあります。
周りの就活生と差をつけるのであれば、インターンは参加しておきましょう。

採用情報の解禁(大学3年の3月)

この時期になると、各企業にプレエントリーできるようになり、一斉に企業説明会の募集がスタートします。

説明会に参加して、その後選考に進む就活生はエントリーシート(ES)や履歴書の準備をしてください。
ESには、氏名・経歴のような就活生の基本情報に加え、志望動機や自己PRを記入する必要があります。
書類選考の材料として使われる書類なので、しっかり準備しましょう。

また、企業によってはSPIのような適正試験を課すところもあります。
ただし、最近はweb上で試験を受ける場合が多く、今回のコロナの影響で適正試験もオンライン化していくはずです。
市販のテキストの他に、ネット上でも適正試験の対策サイトはいくらでもあるので、しっかりと対策しておいてください。

就活の選考スタート(大学4年6月)

そして、6月になると、本格的に選考がスタートします。
大手企業だと早めに内定を出す傾向があり、選考スケジュールを早めている場合があるので、このあたりも下調べしておきましょう。

コロナの影響で買い手市場となった今、「どこでも良いから採用されたい」という学生は内定をもらえません。
これまでの就活の準備期間で、「就活の軸」や「将来のビジョン」をきちんと決めていた学生採用されやすいです。

企業側も自分なりの軸をきちんと持った優秀な学生を採用したいと考えています。
コツコツ準備を進めていき、就活を成功させましょう。

取れるとこから「内定」をとっておく

このコロナの影響によって、就活スケジュールは読みづらいモノとなりました。
今の就活生は、「なるべく早めにひとつ内定をもらっておくこと」を目指しましょう。
買い手市場の今、企業に採用してもらうのは大変ですが、ひとつでも内定があれば心に余裕ができます。

早期段階で内定をもらう方法としては、やはりインターンです。
インターンを利用すれば、一部選考の免除など、内定に直結する機会が多くなります。

しかし、現実問題として、20卒の内定取り消しなども起きていて、新卒の就活情勢は厳しくなっています。
ひとつ内定をもらったからといって、油断せず複数の内定をもらうようにしましょう。
将来の選択肢が多いに越したことはありません。

いかにして早期内定を獲得するかが、これからの就活生が目指すポイントとなりそうです。

まとめ

現在はコロナの影響もあり、日本経済が不安定な状態なので、これからの就活は厳しくなると思われます。
しかし、今までにも「就活氷河期」という時期があり、それを乗り越えて就職してきた先輩たちがいるのも事実です。

不況だからといって、就活の根本的なやり方は変わりません。
これからの就活のオンライン化にうまく対応していくことが大事になります。

早いうちから準備を進め、就活エージェントなども活用して、万全の状態で就活を成功させましょう!

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Posted by tamaki